作業療法の将来性について

英オックスフォード大学でAI(人工知能)などの研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授の論文「雇用の未来」を知っていますか?

以下のアドレスは公開されている論文です。
https://t.co/3nLU6GbcOR

米国労働省のデータに基づいて、702の職種が今後どれだけコンピューター技術によって自動化されるかを分析した結果、今後10~20年程度で、米国の総雇用者の約47%の仕事が自動化されるリスクが高いという結論に至ったという、衝撃的な論文です。

昨今、人工知能の分野で、あるブレークスルーが起きました。
そう、ディープラーニングです。
この技術(学習方法)+コンピューターの目覚ましい進歩(脳)+大量のビッグデータ(行動結果)が蓄積され、人工知能は信じられない勢いで進化する可能性が出てきました。

皆さんが当たりまえに使っているスマートフォンなんて10年前では考えられないものでした。そのくらいコンピュータの世界は加速度的に進化しているのです。

さて、何が起こるか?

これまで人間でしか行えないと思われていた仕事をコンピュータやロボットが代用する時代が来るようなのです。。。
皆さんの知っている多くの仕事が置き換わり、反対にこれまでにない多くの仕事が新たに生まれてくるようです。新たに生まれる仕事はコンピュータやロボットに置き換えることのできない仕事になるでしょう。
皆さんはこれをピンチと捉えますか?チャンスと捉えますか?

さて、前置きが長くなりましたが、先ほど紹介したオズボーン准教授の論文の中では、コンピュータやロボットに置き換えることが難しい仕事と、置き換えやすい仕事の一覧を出しています。画像は置き換えることが難しい仕事トップ10です。

6位を見て下さい。

The_Future_of_Employment_ページ_57

ちなみに、1位のレクリエーションセラピストについても、作業療法士は作業療法の中でレクリエーションを良く用います(特に高齢期の作業療法や精神、発達領域)。本校ではレクリエーション療法という科目もあり、レクリエーションについて専門的に学びます。
長くなりましたが作業療法士は時代の変化にも強い職種であると言えるのではないでしょうか。

人工知能についてわかりやすく、かつ興味深く書いてある著書
「人工知能は人間を超えるか」:松尾豊,角川EPUB選書,2015