こんにちは作業療法学科の藤田です。
作業療法学科2年生は、作業療法を行ううえで必要な、からだの状態を評価する「評価学」の実技試験が始まりました。
作業療法を学ぶ過程で実技試験がどのように行われているのか、知らない方も多いと思いますので紹介したいと思います。
今回は、「感覚」を評価します。
熱いものを触ったら熱いと感じますよね?
体に物が触れると何かが触れていると感じますよね?
これらの感覚機能を評価します。
今日は実技試験ですが、実技試験に至るまでに、感覚機能に関する多くの知識を学んでいます。
これらの知識の上に「評価」が成り立つのです。
そして、実際の評価は知識だけでは成り立ちません。
患者さんの状態に合わせて、その態度や技能、知識をフル活用しなければなりません。
ただもくもくと検査ばかりするわけにもいきません、評価を通じて患者さんとの信頼関係も構築していくからです。
学生さんはこの日のために、放課後も残って練習を続けていました。
いよいよ、本番です!
評価学の実技試験では、実際に患者さんの設定が決められており、学生さんは試験室に入って始めて患者さんの状態を知ります。
そこから持っている知識をフル活用して、必要な検査を行いながら問題点を整理していきます。
最後には、患者さんに結果を報告するところまで評価されるのです。
本校の試験では、ここまで求めています。
なぜなら、臨床現場ではここまで求められるからです。
写真は問診の場面です。
検査中の場面
緊張で声がふるえ、手が震え、汗だくになりながらも最後までやり遂げます。
試験が終わるとフィードバックを受けることができます。
検査でいっぱいいっぱいになって、患者さんにまったく配慮ができなかったことに悔しくてどうしようもない学生さんもいました。
試験が終わった日の放課後。
学生さんが残って実技の練習をしていました。
今日の試験を練習しなおしています。
中には自分たちで動画をとって、仲間たちと共有している学生さんもいました。
私は彼らの行動をみて、胸が高鳴りました。
今日の失敗は明日の成功のためにあるんですよね。
まだまだ、試験は続きますが、ともに学んでいきましょう!