専門学校に入学すると、レポート課題が出されます。
しかし、高校までのレポートとは形式も目的も異なるため、戸惑いながらも「レポートとは何か?」に改めて向き合う学生も少なくありません。今回は、改めて考えよう「良いレポートとは?」をテーマに、作業療法学科3年生の学生たちと話し合いを行いました。
ー「良い」の価値観は人それぞれ
まずは、学生一人ひとりが思う「良いレポート」を挙げていきました。
ある学生は「読みやすさ」を重視し、別の学生は「内容の深さ」や「信頼性」を挙げるなど、価値観の違いがはっきりと現れました。この違いこそが、レポートを書く上での出発点。「良いレポート」の正体を探るため、さらに議論を深めていきました。
ー3つの観点にたどり着く
結論、学生は3つの観点にたどり着きました。
1)読者が読みやすいか→文章の構成とことば選び
2)内容に深みと説得力はあるか→自分の考えが展開され、根拠が示されているか
3)信頼性があるか→情報源の確認

この対話の時間が、学生にとって「書くこと」の意味を見つめなおす機会となり、学びの深まりにつながればと思いました。