3年生は、認定こども園や療育施設での保育観察実習を通して、子どもたちの心身の成長を支える重要性を学びました。
今年度は、鹿児島市立福平小学校のご協力をいただき、1年生から6年生までの授業を参観・体験する貴重な機会を得ました。学生たちは、低学年、中学年、高学年の3つの段階を通して、学童期の身体能力や言語能力の発達過程における違いを学びました。
私たち作業療法士にとって、「環境」を考えることも重要な仕事の1つです。特に、小学校における「環境」とは、教室のレイアウトや教材の使用方法など、子どもたちが学習や生活を送る場全体を指します。
今回の実習を通して、学生たちは、小学生がタブレット端末を駆使して学習を進めていることに驚きと感心を抱きました。特に、3年生は、自身が小学生時代にタブレット端末を使った経験がないことから、「すごい!」と声を弾ませ、今の教育方法の進歩を実感していましたよ。
実習後の振り返りでは、作業療法士と小学校教員の連携が、子どもたちのより効果的な支援について考えました。さらに、学生たちは、個々のニーズに合わせた指導の重要性を理解し、多職種連携の意義を学びました。
毎年、本実習を引率する私にとっても、本実習は自分自身を内省する貴重な機会となっています。今年は、0歳から12歳までの幅広い年齢層の子どもたちの成長を支える現場を目の当たりにし、どの先生方も一人ひとりの子どもたちの無限の可能性を見据えて、大切に接していることに深く感銘を受けました。おわりに、今回の保育観察実習を通して、学生たちは、子どもたちの成長と可能性、そして多職種連携の重要性について学ぶことができました。また、私にとっても、子どもたちの成長を支える現場から多くの学びを得る貴重な機会となりました。
本実習にご協力いただいた皆様、そして各施設の皆様、心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。