こんにちは!作業療法学科の藤田です。
4年生は5月からの長期の実習に向け準備を行ってきました。
4月18日には実技試験を実施しましたが、本日は実習に行くうえでの知識を問う統合試験を行っています。
基礎医学はもちろんのこと、作業療法を実践する上での評価や治療に関する実践的な問題も盛り込まれた試験になります。
現在の目的は実習を行う上での知識の確認と整理ですが、その先に国家試験の対策にも繋がっています。
試験の結果は回答が終わったら瞬時に出ます。
さらに、問題毎に正答率を出し、自身の習熟度合を確認してもらいます。
正答率の高い問題は多くの人が理解しているわけですが、その問題を間違えていた場合、優先してやり直しをしてもらうようにしています。
そうすることで、自身の水準をバランスよく高めることができるほか、よく聞く「範囲が広すぎてどこから手をつければいいかわからない」という問題にも対応できるわけです。
一方で正答率の低い問題を把握することで、私たち教員はどの領域が習熟不足なのか把握できますので、すぐに対策を打つことが可能となります。
こうして弱点を確実に潰しながら学習を進めていくことができるようにしています。
患者さんの前に立つわけですから、今自分が持てる最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、できることはすべてやって送り出します。
学生ですので、臨床ではできることは限られていますが、何か一つでも良い作業療法が提供できれば、それは患者さんにとっても、学生さんにとっても利益になります。
その成功率を高めるためにも、知識と技術は最低限必要なわけです(もっとも大切なものは「気持ち」)。
このように本校では4年制だからこそできる徹底した実習対策や国家試験対策を実施しています。
次回は実習中の様子を報告できればと思います。
その際は、本校が採用している臨床実習支援システムについても紹介したいと思います。