学生たちは全2回の整容実習に取り組みました。
実習の流れとしては、1回目の実習→振り返り→最終実習となっています。
最初の実習を終えた学生たちからは、「利用者様に合わせて力加減を調整できた」「目を見て話すことができた」と、相手への配慮ができたことが語られました。一方で、「緊張で手順を忘れてしまった」「思った以上にうまくできなかった」「自分から話しかけるのが難しかった」という悔しさも見られました。このような経験を踏まえ、前田先生から前向きなアドバイスを受けて臨んだ最終回の実習では、学生たちの成長がさらに際立ちました。
例えば、相手の聞く力に合わせて声の大きさを変えたり、分からない鹿児島弁を積極的に質問したりと、利用者様を深く理解しようとする姿勢が印象的でした。こうした経験を通じて、学生たちはコミュニケーションの重要性を再認識し、確かな自信を育んでいるように感じます。
また、1年生にとっては来年1月から始まる見学実習が初めての実習経験となります。
この見学実習では、作業療法士としての基本的な接遇マナーやふるまいを学び、次のステップへの基盤を築く場となるでしょう。コミュニケーションがカギとなる実習ですので、学生たちがこの経験を通してさらに自信をつけ、将来に役立ててくれることを願っています。