料理を通して学ぶ多職種連携

1年次の理学療法学科(PT)と作業療法学科(OT)の多職種連携教育が最終回を迎えました。
最終回のテーマは、右手足に麻痺が残る対象者の料理動作の分析でした。

本校教員が対象者とリハビリテーションスタッフとして出演する2D動画教材を用いた演習では、学生たちは導入部分で「あれ?●●先生?」と驚きながらも、次第にストーリーの世界へ引き込まれていきました。

グループ活動では、各専門性の視点から、対象者の料理動作における課題解決策を検討しました。OTの学生は、タテ型ピーラーなどの道具を用いた効率的な調理方法を提案し、PTの学生は、現在の環境で簡単に料理ができるよう、食材の工夫や動作の改善策を検討していました。

学生からは、「自分の専門性だけでは見えなかった課題が、他職種の視点を取り入れることで明確になる」という新しい気づきがあったようです。

 

本日より、PTとOTの学生たちは臨床見学実習が始まりました。今回の多職種連携教育で得た知識や経験をもとに、「具体的な多職種連携を学びたい」という目標を胸に、実習に熱心に取り組む学生も少なくありません。

学生たちのさらなる成長を期待ですね!