昼間部2年生の授業の一環で、県民交流センター内にある介護実習・普及センターの施設見学をさせていただきました。
こちらの施設では、介護機器の展示や相談体制が整備され、介護機器の普及なども図っております。
私自身も個人的に非常にお世話になっており、5年ほど前から定期的に学生にも演習をさせていただいています。
食事場面で使われる自助具の説明です。
私たちは普段何気なく食事を摂っていますが、介助でしてもらうこと、さまざまな道具を使ってでも自分で摂取することの意味などを環境的側面からもお話しいただきました。
次にトイレで使われる道具についてご説明がありました。
食事や排泄は人間の生理的欲求でもあり、生きていくために必要なものです。
実際に道具を見ることで、学生たちも内容が深まったことと思います。
ほかにも、移動支援機器(歩行器、車いすなど)、ベッド、入浴で使われる道具などもご紹介いただきました。
最後にモデルルームを見せていただきました。
下はシステムキッチンです。
障害があって立つことが困難な場面でも、環境を調整し、エネルギーの省力化を図ったり、水洗レバーを工夫したりと普段は体験できないことを経験させていただきました。
最後に天井走行リフトの紹介がありました。
リフトつり具の選定方法、使用方法などをご説明いただき、実際に使用させていただきました。
ベッドからトイレ、風呂場など運転走行し、模擬的に浴槽に入る体験をさせていただきました。
今回の実習において、「何気なく生活している私たちにとって、食事、整容、更衣、トイレ、入浴などのセルフケアには行為としての意味・目的があること」、そして「当たり前の生活をしていることのありがたみを感じた」などの感想が述べられていました。
このような貴重な体験をさせていただき、大変ありがとうございました。また、お忙しい中、対応をしてくださいました介護実習・普及センターの貴嶋様、重ねて御礼申し上げます。
(文責:浅井)