未来の嚥下食を担う!言語聴覚療法学科4年生の挑戦

こんにちは、みなさん!

今回は、言語聴覚療法学科の学生が行なった素晴らしい研究発表についてご紹介します。

この研究は、学生の情熱と努力が詰まったもので、嚥下障害(食べる事が難しくなる)を持った患者さんの支援として新しい風を吹き込むものです。

嚥下調整食の開発:地域性と嗜好性を重視したアプローチ

高齢化社会が進む中、嚥下機能の低下により食事のリスクが増えていることをご存じですか?

そこで、本学科の学生が「食べやすさ」と「美味しさ」を両立させた新しい嚥下調整食の開発に挑戦しました!

このプロジェクトでは、地域で親しまれている食品「かるかん」を、年を重ねてもいつまでもおいしく食べたいと、嚥下障害を持つ方々でも安心して食べられるように工夫しました。

地域性を重視したこのアプローチは、地域の文化を守りながら、援助を必要とする方々に喜ばれる食事を提供することを目指しています。

研究発表の様子

なお、本研究は2024年8月30日、31日に開催された「第30回日本摂食嚥下リハビリテーション学会」にて発表してまいりました。

こちらの画像は、学会での発表前の一コマ・・・・(ドキドキです)

 

 

プロジェクトを担当した学生は、研究の背景や目的、結果について丁寧に説明して、聴講者よりお褒めの言葉をいただきました。

 

この発表では、研究で開発した調整食と市販食を比較し、舌圧(舌に必要な力加減)や飲み込みやすさについて詳しく調査しました。

その結果、開発した調整食が、市販品と比べても劣らない評価を得ることができました。

嚥下障害を持つ方々にも美味しい食事を届けるために、どのような工夫が必要かを研究を通じて改めて学ぶことが出来ました。

専門学校で学ぶ魅力

この研究を通じて、実際の現場で活用できるスキルを身につけられたと思います。

食の安全や美味しさを追求することはもちろん、言語聴覚士は高齢者の方々の生活の質を向上させるための知識や技術を学べるのは大きな魅力です。

将来、医療・福祉の分野で活躍したいと考えている高校生のみなさん、私たちの学校で一緒に学び、成長してみませんか?

私たちの学校では、実践的な学びを通して全力でサポートします!