2025年は昭和100年の節目を迎えます。
私は介護予防事業を通じて、多くの人生経験豊かな方々とお会いする機会に恵まれています。「昭和○年生まれ」というお話を伺うたびに、私も昭和の時代を懐かしく思い出すとともに、平成、令和と時代が移り変わる中で、年号をまたいだ年齢の計算が少し複雑になったことを実感します。
さて、本校の作業療法学科も、2025年に創立30周年を迎えます。(拍手)
早速ですが、他にも記念の年を迎える楽しい出来事があるのか気になり、調べてみました。
なんと、本学科と同い年は「プリント倶楽部(通称プリクラ)」!
当初のシンプルな機能から、今では顔認識機能や多様な加工機能ができるまで進化しました。
想像の世界へ誘うウサギやクマが主人公のドールハウスは、40周年。(へぇ)時代の移ろいは、動物たちの洗濯方法に見られます。当初は洗濯板でしたが、今ではドラム式洗濯機へ…他にも、2025年にメモリアルを迎える商品が沢山ありましたよ。
このような変化の中で、私たちの生活様式や価値観も大きく変わってきました。高齢化社会の進展や、情報化社会の到来は、人々の健康に対する意識を高め、多様なニーズを生み出しています。作業療法士は、そうした変化に対応し、一人ひとりの心身の状態に合わせた支援を提供することが求められています。
創立30周年を迎える本学科では、今後も、社会の変化に対応できる、そして、人々の生活を豊かにできるような作業療法士を育成していきます。そのためには、従来の知識や技術に加え、変化を恐れずに新しいことに挑戦する姿勢、そして、人々の心に寄り添う温かい心を育むことが大切だと考えています。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。