桜島の横にあやしいものが・・・ぽにょではないです・・
皆さまこんにちは。臨床実習中の学生の皆さま、元気ですか?
さて、本日はぷらむ鹿児島の皆様とつるし雛を作成しました。
つるし雛は江戸時代、裕福でない一般の家でお母さんやおばあちゃん、近所の人が少しずつ小さな人形を作り、持ち寄ってことが始まりだとされています。
江戸時代の暮らしは、皆で人形を作るような身近な関係が当たり前の文化であったと感じられます。
このような作業がひととひととの情緒的関係を作ったのでしょうね。
本日は、学生が不在で職員が準備し活動を行いました。
学生がいないことで手伝いが限られていましたが・・
負けられません!!(一応教員ですから・・)
これ、本日のパーツです。治療的構造を考え、わざと中途半端に作ります。
活動時間、利用者の数、個人の身体能力と作業課題のバランス、他者との協力、情緒的コミュニケーション、社会文化的側面等の軸から作業工程や活動量を考えてみました。
片手でできる作業もブースを設けセッティングします。
座る場所や椅子の配置も治療構造として意図があります。
Moseyの集団発達理論ではこの形を並列集団や課題集団、共同集団と呼んでいます。
精神科領域の作業療法ではこのような活動をよく考えていました。(以前の精神科病院の皆さま、ありがとう)
で、活動を始めましたが・・取り組みだして・・皆さんも職員も一生懸命で・・・
写真が間に合いませんでした・・・・すいません・・・
でも・・こんな風に出来上がりましたよ。
手芸店では900円からキットが販売しています。今回はちりめん布、はさみ、木工ボンド、発泡スチロールで半額以下になりました。ぜひ皆さまもチャレンジしてみてください。楽しいですよ。
ちなみに、本日の人形にはいわれがあります。
「うさぎ」はやさしく争いをしないけど、赤い目に魔よけと護身の霊力があると言われています。
「金魚」は華麗に悠々と人生をわたれるようにとの願いがあります。
「かぶ」は歯に勢いがあり力強く根付くことから、子孫繁栄や家庭円満、たくましさの象徴です。
「三角」は薬袋で病気に無縁であるようにとの意味があります。
次回は3月の中旬です。ぷらむ参加者の皆さま。次は2年生がお相手します。乞うご期待?!
追記:OTSの皆さま国試問題です。この写真の乳児の正常発達は何ヶ月程度でしょうか?
1.生後2週間 2.2ヶ月 3.4ヶ月 4.7ヶ月 5.1歳
答えは教務室で・・
文責:kamata