こんにちは。作業療法学科の鶴田です。
迫る2月24日(月)の第60回作業療法士国家試験に向けて、4年生はこれまで一生懸命努力してきました。
登校しての勉強は本日まで。残り4日、最後までやり尽くしててほしいと思っております。
本日は、理学療法学科と一緒に出発式を行いました。
校長先生から激励のお言葉をいただき、学生は気合が入ったようです。
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2年生:ハンドケア実習に向けて事前講習会を実施
来週から始まる2年生のハンドケア実習に向けて、エステティシャンの資格を持つ前田先生による事前講習会が開催されました。
講習会では、1月に行われた検査測定実習(作業療法を行う前に、対象者の検査実技を高める実習)で学生が感じたことや、頑張りたかったことを振り返りました。
前田先生は、「実習は、ただ何となく過ごすのではなく、一人ひとりが目標を持つことで、学びがグッと深まります。ハンドケア実習でも、ぜひ何か目標を見つけて、楽しみながら取り組んでみてくださいね。」と学生に伝えました。
学生たちは、今回の講習会で得た学びを胸に、それぞれの目標を持ってハンドケア実習に臨むことでしょう。
実習を通して、技術の向上だけでなく、ご利用者様とのコミュニケーションや心のケアについても深く学んでくれることを期待します。
1年生:臨床見学実習を終えて
1年生は2週間の臨床見学実習を終え、作業療法士の仕事内容について学びました。
実習を終えた学生たちに、今回の実習で身についた力や、作業療法士から学びたいことを尋ねたところ、以下のような結果となりました。
【臨床実習を終えて身についた力は?】
1位:コミュニケーション力 2位:観察力 3位:個人への尊重
1位:コミュニケーション力 2位:信頼関係の築き方 3位:患者様を理解すること
上記以外にも、学生からは以下のような感想が寄せられました。
- 患者様との何気ない会話も、作業療法士にとっては大切な情報になることを学んだ。
- 学生という立場でありながらも、患者様からはスタッフの一人として見られていることを実感した。
- 患者様と一緒に折り紙の作品を作り、完成品を部屋に飾ってくれたことが嬉しかった。
- 患者様はスタッフのことをよく見ていると感じた。
- 何気ない一言でも、責任をもって発言することの重要性を学んだ。
今回の臨床実習を通して、学生たちは作業療法士の仕事の奥深さや、患者様との関わり方について多くのことを学んだようです。
2週間という短い期間でしたが、臨床実習施設のスタッフの皆様には大変お世話になりました。
この場をお借りして、心より感謝申し上げます。
オープンキャンパス開催♪~作業療法学科編~
みなさんこんにちは(^^)/ 作業療法学科教員の原田です。先週土曜に開催されたオープンキャンパスの模様を紹介します
白板の準備から体験で使用する物品購入、手作りまですっかり手馴れてきた3年生のサポートのもと実施しましたm(__)m 2年生から関わって、いよいよ今日がラストのお二人です♪
3年生はブログでもお伝えしてきた「ぷらむ活動」でも実践的な取り組みを学んできたので、この時期はたくましく成長した姿が見れて嬉しかったです(^.^) 教員がサポートに回り、上手に参加者を導いていたのが印象的です
緊張していた参加者も徐々にお互い打ち解けてきたように感じました。
アイスブレイクからゲームという作業を通じて心の距離も近くなったかな 在校生と参加者が気軽に話しかけられる雰囲気になりました
節分前のため、節分にちなんだ脳トレや、鬼の面作りにも挑戦♪ 作業に没頭して無言の時間も…✨ 「作業」にさまざまな効果を実感したのでは?
昼食でもわいわい楽しく過ごした後は、午前の作業にどんな意味があったのか解説をしつつ、本校の作業療法学科の特徴、学校生活、作業療法の将来性についてまとめました
短い時間でしたが、作業療法について少しでも理解が進み、本校に更に興味が深まっていただけたのであればなによりです(‘◇’)ゞ
次回は春休み恒例のスプリングオープンキャンパスですね 気になる方 もうすでに参加された方 なんとなくの方 お時間がありましたらどうぞご参加のほどご検討宜しくお願い致します(*’▽’)
料理を通して学ぶ多職種連携
1年次の理学療法学科(PT)と作業療法学科(OT)の多職種連携教育が最終回を迎えました。
最終回のテーマは、右手足に麻痺が残る対象者の料理動作の分析でした。
本校教員が対象者とリハビリテーションスタッフとして出演する2D動画教材を用いた演習では、学生たちは導入部分で「あれ?●●先生?」と驚きながらも、次第にストーリーの世界へ引き込まれていきました。
グループ活動では、各専門性の視点から、対象者の料理動作における課題解決策を検討しました。OTの学生は、タテ型ピーラーなどの道具を用いた効率的な調理方法を提案し、PTの学生は、現在の環境で簡単に料理ができるよう、食材の工夫や動作の改善策を検討していました。
学生からは、「自分の専門性だけでは見えなかった課題が、他職種の視点を取り入れることで明確になる」という新しい気づきがあったようです。
本日より、PTとOTの学生たちは臨床見学実習が始まりました。今回の多職種連携教育で得た知識や経験をもとに、「具体的な多職種連携を学びたい」という目標を胸に、実習に熱心に取り組む学生も少なくありません。
学生たちのさらなる成長を期待ですね!
「働きたい」を支える力:職業リハビリテーションの現場から学ぶ
作業療法士の仕事のひとつに、重い病気や障害を抱える方々の“働きたい”という思いを支援し、雇用する側と協力して働く環境をデザインする職業リハビリテーションがあります。
現在、3年生は鹿児島県内で職業リハビリテーションの第一線で活躍されている一般社団法人ゴシキワークの作業療法士の方々とご利用者様をお迎えし、就労支援の実際を学ぶ授業を受けています。この授業では、ゴシキワークで実施されているプログラムのひとつ“ナビゲーションシート”を学生自身も作成しました。このシートは、自分自身を分析し、就職活動時などに活用できるものです。また、現在、ゴシキワークへ実習に参加している学生もおり、現場での具体的な支援方法や利用者との関わり方を学ぶ機会を得ています。
授業の中で、学生たちはまず個人で自分の得意なことや苦手なことを分析し、それに対する解決方法や周囲への要望を考えました。その後、グループでナビゲーションシートを共有し合い、友人から新しい視点やアドバイスを受けました。
共有活動が終わった後、学生たちからは次のような感想が寄せられました。
- 自分のことを伝えるのは恥ずかしかったが、改めて自分を見つめ直す良い機会だった。
- 普段一緒に過ごしている友だちの意外な一面を知ることができた。
- グループ活動中に、自分の無意識の苦手な部分を友だちに指摘され、その瞬間に“これが自分の課題なんだ”と気づくことができた。
また、アルバイト先で障害を抱える方と一緒に働いている学生もおり、その学生は次のように話しました。
“サポートが必要な場面もあるけれど、その方はとても朗らかで、職場にいるだけで明るい雰囲気になります。逆に、その方がいないと寂しいと感じます。”
さらに、ご利用者様も授業に参加し、学生自身の困りごとを共有しながらアドバイスを行ってくださいました。ご利用者様からは“働きたい”という気持ちや原動力、時折直面する悩みについてもお話をいただき、学生たちも共感する部分が多くありました。
授業の最後には、担当の先生から次の問いかけがありました。
“皆さんにとって働く理由は何でしょうか?そして、障害を抱える方にとっての働く理由やその意味と何が異なるのでしょうか?”
節目の年に、未来へ
2025年は昭和100年の節目を迎えます。
私は介護予防事業を通じて、多くの人生経験豊かな方々とお会いする機会に恵まれています。「昭和○年生まれ」というお話を伺うたびに、私も昭和の時代を懐かしく思い出すとともに、平成、令和と時代が移り変わる中で、年号をまたいだ年齢の計算が少し複雑になったことを実感します。
さて、本校の作業療法学科も、2025年に創立30周年を迎えます。(拍手)
早速ですが、他にも記念の年を迎える楽しい出来事があるのか気になり、調べてみました。
なんと、本学科と同い年は「プリント倶楽部(通称プリクラ)」!
当初のシンプルな機能から、今では顔認識機能や多様な加工機能ができるまで進化しました。
想像の世界へ誘うウサギやクマが主人公のドールハウスは、40周年。(へぇ)時代の移ろいは、動物たちの洗濯方法に見られます。当初は洗濯板でしたが、今ではドラム式洗濯機へ…他にも、2025年にメモリアルを迎える商品が沢山ありましたよ。
このような変化の中で、私たちの生活様式や価値観も大きく変わってきました。高齢化社会の進展や、情報化社会の到来は、人々の健康に対する意識を高め、多様なニーズを生み出しています。作業療法士は、そうした変化に対応し、一人ひとりの心身の状態に合わせた支援を提供することが求められています。
創立30周年を迎える本学科では、今後も、社会の変化に対応できる、そして、人々の生活を豊かにできるような作業療法士を育成していきます。そのためには、従来の知識や技術に加え、変化を恐れずに新しいことに挑戦する姿勢、そして、人々の心に寄り添う温かい心を育むことが大切だと考えています。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
スタートザキャリア♪~作業療法学科編~
みなさんこんにちは。作業療法学科の原田です。遅くなりましたが先週土曜日に、鹿児島キャリアデザイン専門学校マルチホールで合同イベントが行われたことを報告しますね(‘ω’)ノ
※写真は開講式前の様子。このあと席がすべて埋まるほど来場しています
医技専×キャリデザの学科から1日のイベント内で3つ体験できる職業体験イベントです(^^)/ 参加者は小学生から高校生まで幅広くたくさんの方が来場されました。作業療法学科でも、申込は20名を超えていたのですが、残念ながらインフルエンザなどの体調不良で欠席者が出たため、総計15名の参加でした(*’▽’)
この日のために作業活動の企画から買出し、準備までを担ってくれた在校生たちです(‘◇’)ゞ はじめましてのみなさんの緊張を解きほぐすアイスブレイクに始まり、先日の「ぷらむ活動⑤」でも紹介した作業活動を実践(クリスマスツリー飾り) 大いに盛り上がりました♪
そして脳トレでことわざカルタにも挑戦(; ・`д・´) 参加者の心の距離もグッと近づいたように感じます
最後にスノードーム作り(^^♪ 自分だけのオリジナル作品✨
いかがでしたか?(^.^) 50分間という短い中での体験でしたが、参加前と後で、自分の中でなにか変化を感じられたでしょうか? 作業がもたらす身体とこころへの働きかけに、少しでも興味が持てましたら幸いです。もっと作業療法について知りたい、学びたいと感じられましたらぜひオープンキャンパスへの参加をお待ちしております(^_-)-☆ このブログでこのイベントを知った方は、また来年も開催されますので気軽に参加くださいませ。さまざまな職種を知る良い機会かと思います。
ぷらむ活動⑤
みなさんこんにちは(^^)/ 作業療法学科の原田です。12月らしい厳しい寒さが続いてますね💦風邪ひかないように気を付けましょう
さて、今年度最後のぷらむ活動が行われました♪ 各グループが全員集い、クリスマス会を兼ねて一年の締めくくりです(^^♪
準備の模様です。AM通常講義をして、昼休みのわずかな時間でテキパキと準備完了★ チームワークも素晴らしい( ;∀;)
内容は「レクリェーション療法」で学んだ作業を参加者へ実践することができました。とてもスムーズに展開し、主軸以外の方々のサポートも迅速丁寧で盛り上がりも見せることができました! なによりみなさん楽しそうですね(^.^)
プレゼント交換も大いに盛り上がり、歓談の場ではたくさんの笑顔が見られました。
歓談中に参加者の手品披露や、切り絵アートをお手伝いする場面も…(‘◇’)ゞ
実習や試験、課題提出などもある中、準備していただいた3年生、ありがとうございましたm(__)m 実習を経て、成長した姿を参加者の皆様へお見せすることができたのではないでしょうか(*’▽’) とても頼もしかったです。
本校ならではの取り組みが学生の成長を後押ししてくれます。次は現2年生が出番ですね。2025年も良い年になることをお祈りしたいと思います(^_-)-☆
食事つくりと多職種連携:身体分野の作業療法
今日の「食事を作る活動」では、身体分野の先生(本校卒業生)をお招きし、講義を行って頂きました。
授業では、身体に不自由のある方を想定した調理活動を想定し、学生自身が実際に体験を通して学びました。
調理活動の中で、先生が毎日から工夫されている点や、動作を分析する際の視点について教えて頂きました。
ふきんや食器の使い方の工夫で、調理のしやすさや安全性が向上することも経験しました。
日常的な道具が、調理活動を支える重要な要素になることを深く理解できる学び時間になりましたよ。
授業後には、「将来、患者様の周囲にある道具を活用して、調理活動がしやすい提案ができる作業療法士になりたい!」といった力強い感想も聞けてました。