仲間のことを知る

こんにちは!作業療法学科の四元です。

仲間の意味を調べてみる。
仲間とは、心を合わせて何かをいっしょにするという間柄。(Oxford Languageより)

もう少し、深掘りしてみる。
こころを合わせて何かをいっしょにする…なるほど。目的を共有しながら、取り組む間柄かぁ。

イギセンは、6学科ある。つまり、学生数も多い。

イギセンのメリットは、学生の数だけ一緒に夢に向かって頑張れる仲間がいることじゃないかな。

学科が多いメリットは、将来、一緒に働く仲間の仕事内容が学生のうちから学べること。仕事を知り合えるということは、お互いを理解することの第一歩につながる。

と思いながら、診療放射線技師のおしごと体験をする3年生のことを見ていました。

なぜ私たちは働くのか?

こんにちは!作業療法学科の四元です。

作業療法士のおしごとには、職業リハビリテーションという職域があります。

その内容は、重い病気や障害を抱えた方が、社会への参加を行い、職業に就き、安定して働き続けることができるようにサポートをします。

なぜ私たちは働くのか?

働くことに対する意味や想いに病気のある、なしの差はあるのか?

職業リハビリテーションの授業内で、大瀬先生(就労移行支援事業所「ゴシキワーク」作業療法士)は学生へ問いかけます。

さて、あなたの答えは?

 

思いをカタチにするしごと「作業療法士」

こんにちは、作業療法学科の藤田です。

この前のブログで四元先生が鹿児島県作業療法学会で賞を受賞したと報告させて頂いた第二弾の報告です。

四元先生は演題発表に加えて、チャレンジ企画「私達・私の作業療法」でも発表されていますので、報告致します。

 

藤田:チャレンジ企画賞での発表についてお聞かせください。

四元:今回、私が今感じている作業療法「観」と人生「観」の接点について鹿児島県作業療法学会で発表させて頂きました。

まず、この発表のきっかけですが、演題募集で座長(発表等の進行係)が誰かわかったからです。(^^

藤田:といいますと?

四元:私が臨床現場で働いている時に、彼(座長)が臨床実習生として勤務している病院へ学びにきたときに出会いました。

藤田:実習で出会った教え子になるのですね。

四元:社会人になってからも、対象者ファーストの姿勢は学生時代と変わらずで、とても熱心な方です。

私なりに発表を通して、座長を務めている彼へのリスペクトの気持ちを伝えたかったこと。

作業療法学科を代表して発表をすることで、学校は相変わらず元気っす!となど、気持ちが入っています。

藤田:立派に座長を務めていましたね。教え子が座長で、四元先生が演者だったんですねぇ。

四元:すごいですよね。

内容ですが、養成校教員となったきっかけとそのきっかけが、修士論文の研究テーマへ繋がっていることからスタートします。

その研究結果から得た学びは、①2D動画授業・教材開発へ発展します。

このきっかけは、藤田先生へ相談したことがはじまりです。

現在は、理学療法学科とコラボした作品も含めて8作品あり、今も、授業等でフル活用です。

②本学科の特色でもある「たてわり」授業についても紹介。

試行錯誤を重ねて今年で8年目。1~3年生をごちゃまぜにしたグループをつくって、ひたすら自分の作業療法「観」について語る授業です。

各グループで、多くのドラマが生まれので、その過程を見ていて楽しいです。

③原田学園姉妹校で行われる「保育観察実習」のこと、④多職種連携教育についても紹介しました。


さて、私の人生「観」の礎となる、地域とのつながり。

現在、小学校へ出向き授業補助員としてボランティア活動をしています。

家庭科の授業で介入しているのですが、小学生を相手に縫い物のいろは、ミシンのいろはを伝えるので、日ごろの伝達力が試される機会。

勉強になります。今年1学期に5年生の女の子から「玉結びができなかったけど、できるようになった」とお礼の日記を見せて頂きました。

とても嬉しかったです。

こちらの内容では、鹿児島県教育委員会からも活動中の写真をご提供して頂きました。

感謝申し上げます。その他に、藤田先生と出向いた浜平川公民館での活動、鹿児島県介護予防についても語りました。

以上から見えてきた「接点」とは?キーワードは協働・共生、つながる、ひろがる楽しさを実感中です。

ご縁があり、文部科学省専修学校における先端技術利活用実証研究にも参加しています。

これからは、協働・共生から何がみえるのか?楽しみです。

今回、発表させて頂けることで、私自身をふりかえる機会にもなりました。

ご協力を頂いたみなさん、ありがとうございました。

みなさん、これからもよろしくお願いします。

当学科の四元先生の演題が表彰されました!

こんにちは作業療法学科の藤田です。

27日~28日の期間、鹿児島県作業療法学会が種子島で開催されました。

コロナ感染拡大の中、対面とオンラインのハイブリッド開催となりました。

離島での学会開催は鹿児島県作業療法士協会では初めての取り組みであり、種子島の一般の方々も含め多くの方々に足を運んで頂きました。

オンラインでは全国から100名を超える参加者が参加し盛況のうちに終了いたしました。

学ぶ場所にとらわれない流れは今後もますます加速してゆくことでしょう。

さて、今回の本題です。

当学科の四元先生が、この記念すべき学会で「多職種連携教育VRコンテンツ制作の報告」を行い、優秀演題として表彰されましたので紹介いたします。

藤田:このたびはおめでとうございます。発表の内容や経緯を教えてもらえますか?

四元:本校は、令和3年度文部科学省専修学校における先端技術利活用実証研究により委託を受け、多職種連携教育に関するVRコンテンツを制作しました。

藤田:多職種連携教育とは?

四元:「複数の領域の専門職者が連携およびケアの質を改善するために、同じ場所でともに学び、お互いから学びあいながら、お互いのことを学ぶこと」です。
簡単に説明すると、他の職種のお仕事内容と自分のお仕事内容をふりかえる機会です。
実は、この「ふりかえり」には、多くのことを含みますが、それはまた今度。

藤田:他職種連携が重要なことは理解できましたが、教育方法について課題があるようですね。今回はその解決策の一つを報告されたのですね?

四元:この多職種連携教育については、ご時世柄、臨床実習での学びに偏りが生じていることなど、いろいろな悩みがあります。そこで、VRを利活用することで、離れた場所でも、臨床現場に  おける専門職種とその協働場面を視聴体験できます。今回は、嚥下障害(食べること、飲み込むことが難しい)に関わる医療従事者のコンテンツを制作したことを発表しました。今月から看護学科を皮切りに、各学科へ順次、このVR動画を使用した授業が始まります。私にとっても、対象となる学生にとってもVRを使用した授業は、未知の体験なのでドキドキしています。

藤田:今後の展開に期待が持てそうですね。

四元:VRの将来はどうなるのかな…5G通信技術の進化も加わることで、VRのような先端技術を用いた教材が増えて、学習者の地理的環境と時間的制約の特性は大きく変わるかもです。同時に、私たち教員側の教える方法に大きな可能性が広がることも予想できます。

藤田:四元先生はこの分野についてお詳しいのですね。

四元:笑。私は、機械オンチのくせに、新しい家電は、説明書を読まずにカンを信じて使います。
そんな私がVR…少しずつなるほどと感じることが増えてきたかなぁと実感しています。

藤田:本日は大変興味深いお話ありがとうございました。これから新しい教育が生まれてくることに私もワクワクしました。

四元:最後に、鹿児島県作業療法協会の皆様方。このような素晴らしい賞を授与して下さり、ありがとうございます。先端技術利活用実証研究の皆さんのご協力のおかげだと心から感謝申し上げます。

先端技術利活用実証研究についての取り組みはこちら

第32回鹿児島県作業療法学会

オープンキャンパスに遊びに来ませんか?

こんにちは!作業療法学科の藤田です。

夏のオープンキャンパスが始まっています。

鹿児島医療技術専門学校で作業療法を学ぶ魅力がたっぷり詰まったオープンキャンパスを企画しております。

その一例を紹介します。

まずは本校で学ぶ学生さんに、作業療法を目指すきっかけや動機、本校で作業療法を学んでいる現状などについて、教師に忖度無く話をしてもらいます。

私達も当日聞くことになりますのでいつも楽しみにしています。

本校で学んでいる学生さんの生の声ですので、参加者の皆さん大変熱心に、時折笑いもおこったりしながら、興味深く聞いておられました。

そのあとは、すぐに作業療法体験となります。

作業療法は精神領域のセラピーが起源となっていることもあり、「からだ」だけではなく、「こころ」のバランスにも傾注します。

作業療法では健康と幸福の増進を図りますので、この「からだとこころ」のバランスをとても大事にしているのです。

本日は、前半を身体活動(レクリエーション)、後半を作業活動として手工芸を実施します。

学生さんがリーダー、サブリーダーとなり、レクリエーション活動を盛り上げます。

体にあえてハンデを貸すことで、作業の難易度が適正化され、活動に没頭します。

いわゆるフロー体験です。

人は簡単すぎても難しすぎても作業に没頭できないのです。

グループの参加者の状態を見て、課題の難易度(時間やハンデ等のルール)をうまく調整して、没頭する体験を提供します。

これらの調整がうまく行き、活動は歓声のあがる盛況ぶりでした。

  

後半は机上での作業活動です。

それぞれが好きな作業を選んで体験します。

皆さん自分の世界に没入しています(笑)。

これが作業の魅力の一つです。

 

この後、キャンパスツアーを行って、昼食をとりながらランチョンセミナーを行いました。

本当はワイワイしながら昼食をとりたいのですが、黙食にて当学科の魅力や、入試説明、作業療法についてお話させて頂きました。

あっという間の時間でしたが、参加された皆様が喜んで帰って下さったので私達も大変達成感を感じました。

ぜひ、オープンキャンパスで本校の魅力と作業療法の楽しさを感じて頂きたいです。

ご参加お待ちしております。

糸を使ったアート作品

こんにちは!作業療法学科の四元です。

土台は何色がいいかな?
青色も明るい色もあれば、くすみ色もあるんだね。今日は、この青色を塗ろう。

頭に作りたいデザインを思い浮かべたら、木の土台に釘をうちつけます。

どうやら、釘もピカピカな金色、銅色に近い色もあることを知ってた?

次に糸を張り巡らせます。

レース糸の色は決めたかな?
→先生、よく見たらこの白色の糸には、銀色の糸が入ってる!
→よく気づいたね。

仕事の技術を学ぶ授業で、1年生はスリングアートに取り組みました。作業療法のお仕事は、リハビリの前から対象者のことを考えて、ある程度の段階まで作業療法士が事前に下準備するのか?それとも、ゼロから一緒に作り上げるのか?から、スタートしています。

次は、作品を作る前に、対象者はデザインをどこまで想像できたかな?制作中は、糸の張り方の順番は覚え続けられていたかな?制作前後の、身体の動き、心の変化は?などなど…対象者の分析を進めます。

実は、作業療法士は作業活動を進める空間も、対象者に合わせて設定します。

私は、この授業で無意識の仕事内容を文字化にすることで、仕事の原点に帰り、目には見えない世界も考える作業療法士のお仕事がいいなと改めて感じています。

宜しくお願いします。

これは何でしょうか?

こんにちは!作業療法学科の四元です。

建物と住所が合致するように、人のからだにも部位に合わせて名前があります。

OT1年生は、名前を覚えることから始め、やがて、はたらき、もしくは、しくみを学びます。

毎年恒例となりました、骨口頭試問(こつこうとうしもん)の様子です。

骨口頭試問とは?学生が骨の模型に指差ししながら、ひとつ、ひとつ部位名を答えるというテストです。

どうやって覚えるのかな?と観察していると、グループ間で早押しクイズのように進めたり、二人一組で、もしくは各個人で黙々と…

覚えるスピードも個人差がありまして、あっという間に覚える人、亀のあゆみのようにゆっくりな人。

毎年、この時間にみられるOT学生の特長は、グループ内に覚えられない学生がいても見捨てない姿勢です。

実は、試験に合格したら宿題を始めていいよと伝えているのですが、やっぱり、友だちが合格するまで付き合っています。

自然と助ける姿勢が仕上がる様子を客観的に見ていると「いいね!」と心でつぶやいております。

魔法のつえをもらう

こんにちは!作業療法学科の四元です。

保育観察実習が終了しました。

しらゆきこども園、こまつばら幼稚園、株式会社ハンズウェルの皆様、ありがとうございました。

前回お伝えしたとおり、実習後レポートには、現場での貴重な学びに関する気づきや各施設の職員に対する感謝の気持ちが書かれてありました。この経験は、学生にとって、これからの人生につながると信じています。

じつは、私も本実習では、嬉しいことがありました。

なんと、しらゆきこども園の年長組さんより「魔法のつえ」をもらいました。

早速「エクスぺリアームス」と、某有名な魔法使いのマネをしたのですが、使い方が違うよと冷静に言われました😅

使い方は、鉛筆を差し込むと絵が上手になる魔法のつえとのことでした。

(先走りすぎて、ごめんなさい。)

つえを見ながら、改めて手作りプレゼントに感激して、いつか魔法が使えると信じていた幼い頃を思い出しました😊