季節感のある寒さが到来し、来る日に向けて心身ともに整ってきている状態でしょうか。
日々勉強に明け暮れ、いよいよ自分との戦いに勝つべく勝負の時(国家試験)に備えます。
外部講師の藤橋先生が心のこもった贈り物を持って、激励に駆けつけました。
毎年、この激励をお聴きするたびに学生への熱き思いが沸き立ちます。
こんにちは。診療放射線技術学科の馬場です。
先日、沖縄県で開催された「第1回日本放射線医療技術学術大会(JCRTM2024)」に本校の学生2名が発表しました。
発表演題はどちらも「人工知能」に関する研究報告となっており、
発表だけではなく聴講者との質疑でも堂々と聴講者との意見を交わすことができておりました。
発表した研究内容は以下の通り
・低線量CT画像における深層学習技術を応用したCOVID-19識別モデルのためのノイズ除去モデルの比較分析:人工知能に学習させるデータもきれいな方がCOVID-19を判断する精度が向上するよ。
・Residual blockを加えたUNet++によるプロトン密度強調画像から脂肪抑制画像変換の検討:膝MRI画像の画質変換に人工知能モデルUNet++をベースとした改良型モデルを提案し実装したよ。
本学会を通じて、学生等も貴重な経験が得られたと思います。
発表いただいた2名には今後も研究を継続していただき、学術面で社会貢献して欲しいと思います。
学生の成長と沖縄は11月も暑いが印象的な学会でした。
それでは(^^)/
MRIは磁石の力を利用して、体の中に存在する水や脂肪を画像化できる技術です。
放射線による被ばくがないことも大変すばらしいのですが、組織の特徴を「強調」できる、といった特性を持ってます。
今回、試験管を用意して、その試験管内に「アルカン」という溶液を入れました。
それぞれの試験管内には、炭素数が1ずつ異なる「アルカン」を封入してます。
このような微妙な炭素数の違いを、MRIでうまく「強調」できるのでしょうか?
まずはCTで撮影してみました。CTでは、対象物によりX線がどの程度減弱されたかにより、得られる画像が異なります。
うまく「強調」されていないことがわかります。
次にMRIの、特殊な撮影法で撮影しました。
さきほどのCTよりも、試験管ごとに白黒の差がついている、つまり「強調」されていることがわかります。
なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
気になった方はぜひオープンキャンパスにお越しください。
投稿をご覧になっているみなさん、こんにちは^^””
今回は、診療放射線技術学科で初めての臨床実習(10月から1か月間)を控えた現3年生のチャレンジ試験の様子を報告したいと思います。
本学科では、臨床実習(病院への臨地実習)へ行く前にこれまでに学校で修得した、実習に必要な基本的知識を確認するための試験(筆記試験と実技試験)を実施しています。
因みに専門的ですが教育用語では、OSCE(Objective Structured Clinical Examination):医学や歯学の教育において、臨床実習前後の学生の臨床技能や態度を評価する客観的臨床能力試験のこと
と呼ばれています。
☝の写真は、試験を控えた学生の様子です^^(X線検査を行う機会を操作する学生)
写真の現場では、この日の為に特訓してきた成果を試験前に再確認している学生の緊張感が伝わってきます!!(;^ω^) 頑張れー
そして本番、、、、
試験官が見ている中で、決められた時間内に課題として出された内容を終えなければいけません(◎_◎;)!!キンチョーが伝わります。
👇そして、試験が終了するとその場で、試験官からのフィードバック(;^ω^)
ここでは学生の心境は、、安心感??不安感??
試験官からは、温かい言葉から鋭い指摘も率直に伝えられていました。
学生にとっては、普通の定期試験とは違う雰囲気の実技試験。。。どのように感じたでしょうか^^。
気になる実技試験全体の結果はというと、、、それぞれ沢山の指導を受けながら3年生全員が合格することが出来ました!!!
医療の道へ進むために学生は、日々頑張っています。
10月からは、実際の医療の場(病院)で実習です。
学校生活とは違う経験を約1か月間、積んできます。みんなガンバレー!!!!^〇^
こんにちは。
診療放射線技術学科教員の馬場です。
「医用画像工学」や「医用画像情報学」を担当しております。
突然ですが、皆さんの好きなお菓子はなんですか?
私は「さくさくパンダ」が大好きです。
そして、この「さくさくパンダ」のパッケージには、
右上のパンダと同じパンダを下から探すというワクワク機能が備わっています。
ただ探すのは簡単なので、画像処理技術を使って探索してみようと思います。
使用した技術は「テンプレートマッチング」というパターン認識技術で、テンプレート画像を参考に目的画像から同じ個所を探し出す技術です。
今回の場合は右上のパンダをテンプレート画像とします。
探索する目的画像は、たくさんのパンダの部分
画像処理の計算上グレースケールに変換(白色~黒色)し、6つのアルゴリズム(計算式)で探索を実行しました。
結果は、見事に正解を見つけ出してくれましが、一部失敗したアルゴリズムもありました。
【成功例】
【失敗例】
失敗の原因はテンプレート画像に一部光の反射が含まれており、これを認識したのではと考えてます。
このような技術は医療にも応用されております。
最近は「テンプレートマッチング×深層学習」技術もあるようで・・・時間があれば、試してみたいと思います。
もしくは、来年度の学生との卒業研究の1つとして検討したなーと思います。
診療放射線技術学科では、このような画像工学に関係する科目も学習します。
興味のある学生は是非オープンキャンパスで診療放射線技師について知っていただければと思います。
それでは(‘ω’)ノ
先日、群馬県民健康科学大学診療放射線学研究科博士前期課程の試験が行われました。
本校の診療放射線技術学科の学生が受験し、見事合格しました。
先日の熊本大学(診療放射線技術学科学生が大学院試験に合格しました | 鹿児島医療技術専門学校 (harada-gakuen.ac.jp))に引き続き、
これで診療放射線技術学科から3名大学院生が輩出されることになります。
今回合格した学生は、MRIとAIを組み合わせたような研究をするようです。
臨床でのMRI検査は、撮像に非常に長い時間を要することを知られておりますが、最近では
AIの力を使い、ひと昔では考えられないほど短い時間で撮像することが可能になっております。
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Ueda T, et al. Eur Radiol Exp. 2024;8(1):103.より引用。
女性の骨盤MRI画像。
左側の画像が従来の手法で得られたMRI画像で、撮像時間は4:48。
真ん中の画像がAI技術を組み合わせたMRI画像で、撮像時間は1:47。
短い撮像時間でも十分な画質を有している(ざらざらしていると画質が劣化していると思ってください)。
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彼は一体どんな研究をするのでしょうか。
そのようなMRIや大学院のお話しですが、興味が湧いた方はぜひオープンキャンパス・進路相談にお越しください。
先日、熊本大学大学院保健学教育部の試験が行われました。
本校の診療放射線技術学科から2名の学生が受験し、見事合格しました。
2人とも、大学院ではmagnetic resonance imaging(MRI)の研究をするようです。
昨今、MRIの分野の進歩は著しく、例えば、MRIで得られる信号値をうまく処理することにより、
心の中でイメージしたものを画像化することが可能になっております。
(https://doi.org/10.1371/journal.pcbi.1006633より引用、上段は実際に見た画像、上段以降はそれぞれの被験者が
心の中でイメージしたものをMRIの信号値を用いて画像化したもの)
2人はどのような研究をするのでしょうか?将来が楽しみですね。
そのようなMRIや大学院のお話しですが、興味が湧いた方はぜひオープンキャンパスにお越しください。