MRIの不思議

MRIは磁石の力を利用して、体の中に存在する水や脂肪を画像化できる技術です。

放射線による被ばくがないことも大変すばらしいのですが、組織の特徴を「強調」できる、といった特性を持ってます。

今回、試験管を用意して、その試験管内に「アルカン」という溶液を入れました。
それぞれの試験管内には、炭素数が1ずつ異なる「アルカン」を封入してます。

このような微妙な炭素数の違いを、MRIでうまく「強調」できるのでしょうか?

まずはCTで撮影してみました。CTでは、対象物によりX線がどの程度減弱されたかにより、得られる画像が異なります。

うまく「強調」されていないことがわかります。
次にMRIの、特殊な撮影法で撮影しました。

さきほどのCTよりも、試験管ごとに白黒の差がついている、つまり「強調」されていることがわかります。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

気になった方はぜひオープンキャンパスにお越しください。